高校を卒業しました。
式の最中はまだあまり実感がなくって、
これはきっと泣かないんじゃないかなーなんて思っていたのですが、
式が終わって教室に戻ってからの時間にすべてが凝縮されていたかもしれない。
大好きな担任の先生がいろいろ話してくださって、
言葉のひとつひとつにほんとうに感動したのだけど、
何よりも先生からの「ありがとう」という言葉が一番嬉しかった。
お礼を言わなきゃいけないのはわたしたちのほうなのに。
くやしいなあ、と思いながらぼろぼろ泣いていました。
いつも明るくてかわいい副担任の先生、最後の最後で泣くのはほんとにずるいよ。
言葉はそっけなくても、先生があったかいやさしい人だってことは皆知ってた。
ほんとうにこのクラスになれて幸せだったと心から思います。
毎日すごく楽しかった。もうあの学校の生徒ではなくなったけれど、
皆で同じ時間を過ごしたことは一生消えない事実だし、
それはなによりも大切な宝物になりました。
わたしは空っぽでスカスカのなんにもない人生を生きてきたと思っていたけれど、
実はそんなことなくて、学校に、友だちに、先生に、いろんなものを貰ってたってことに
最後に気がつけてほんとうに良かったです。
先生や皆に対して恥ずかしくないような、立派な大人にならなくちゃ。


でもいまはやっぱりセンチメンタル。